大規模言語モデル(LargeLanguageModels;LLMs)の台頭により、自然言語を用いた指示で多岐にわたる言語処理タスクが実行可能になった。しかし、与えられた指示が曖昧性であるためにユーザーの意図と異なるテキストが生成されることがある。特に自然言語生成(NaturalLanguageGeneration;NLG)に見られる曖昧性は広範で、人間が曖昧でない指示を書くことは難しい。そこで本研究では、曖昧性解消ベンチマークデータセットAmbiNLGの導入および自動的かつ網羅的な曖昧性解消を行う。実験より、提案手法による複数の曖昧性の明示的・網羅的な曖昧性解消の有効性を示した。